# 円が一時159円台|財務相が伝えた「円安懸念」で今見る3つ
片山さつき財務大臣は2026年9月25日の閣議後会見で、先の日米首脳会談でトランプ米大統領から円安への懸念が示されたと明らかにしました。外国為替市場では25日未明に一時1ドル=159円台まで円安が進んだ、とNHK・時事・テレビ朝日などが伝えています。金利記事とは別に、為替が生活とNISAにどう効くかだけを書きます。
何が語られたのか
時事通信によると、会談は日本時間23日(産経は米ニューヨーク時間22日と記載)。片山氏は、高市早苗首相が一般論として「円の過小評価は問題だ」と述べたとも紹介しました。産経は、首脳が為替をこう明言するのは異例で、市場けん制の意図があると整理しています。
当局の動きとして報じられているのは次です。日米は7月末に約28年ぶりの円買い協調介入を実施。一連の介入で一時152円台まで円高に振れたあと、じりじり戻っていた。政府・日銀は9月18日深夜〜19日未明にレートチェック(介入の準備段階)を行った、と産経が書いています。片山氏はベッセント米財務長官と、為替を含めて緊密にやり取りを続けると述べました。
テレビ朝日は、25日昼時点で158円台半ばまで戻したと伝えています。159円台は一時値です。終値や介入の有無は、財務省・日銀の公式発表が出るまで断定しません。
生活側で見る3つ
1. 海外旅行・留学の見積もりは「円安方向」で再計算
159円近傍は、ドル建ての航空・宿泊を円で払うときの負担が増える水準です。予約済みのカード決済は確定しています。未予約の年末年始だけ、現地通貨建てと円建ての見積もりを並べてください。円高方向へ急に戻る局面も、介入観測が出ると起き得ます。
2. 輸入物価とスーパーの値札は遅れて来る
原油高と円安が重なると、エネルギーと食品の仕入れコストが後から小売に出ます。今日の為替を見て今夜の買い物を変える必要はありません。固定費(電気・ガソリン・輸入食品)の予算を10月分だけ少し厚く見る、程度で足ります。
3. NISAの海外株は、円安が評価額を押し上げる
ドル建ての指数は、円安局面で円換算の残高が増えて見えます。これは運用成績と為替が混ざった数字です。積立を止める理由にはしにくい一方、来年の取り崩し時期を決めている人は、為替の寄与を一度分解しておくと慌てません。18日の利上げ記事で国内金利を見た人は、今日は為替側の点検です。
今やること
- 証券アプリの外貨建て評価と円換算を見分ける
- 旅行の未予約分だけ、159円と158円台の両方で概算する
- 介入や声明の一次情報は財務省・日銀の公表を待つ
Xの「異例発言」はセンサーです。事実は会見と市場の数字に戻してください。






