# 円が一時156円台|財務相会談のあと週末に見る3点
片山さつき財務大臣は2026年9月25日夜、ベッセント米財務長官と電話(オンライン)で会談し、「円の過小評価は問題であるという点を再確認した」と明らかにしました。外国為替市場ではその後、円が一時1ドル=156円台まで上昇した、とNHK・テレビ朝日・時事が伝えています。25日未明の159円台とは向きが違います。週末に数字を追う人向けに、確認する3点だけ書きます。
何が確認されたのか
テレビ朝日は、財務省の説明として、会談は25日午後9時から約20分だったと伝えています。内容は、円の過小評価が問題だという点の再確認と、金融市場の動向についての意見交換です。片山氏は記者団に、日米の協力をさらに強化することも再確認したと述べました。時事通信は、これが今週の日米首脳会談のフォローアップだと整理しています。
156円台は一時値です。介入の有無は、財務省・日本銀行の公式発表が出るまで断定しません。7月末の協調介入や、18日深夜のレートチェックは、すでに別稿で扱った前提です。今日必要なのは「円安方向の見積もりを、円高方向でも一度やり直す」ことです。
週末に見る3点
1. 海外旅行の見積もりは往復で再計算する
25日朝に159円台で航空券を見た人は、夕方以降の156円台では円換算が変わります。予約サイトの表示通貨がドルなら、支払確定前の円換算をもう一度出してください。週末は東京市場が休みなので、月曜日の始値まで「今の一時値」で確定しないのが安全です。
2. NISAの海外株は評価額だけ見ない
円高方向は、ドル建ての残高を円換算で押し下げます。積立を止める材料にはしません。画面の当日損益ではなく、国内株・国内債券・海外株の比率が自分の想定からどれだけ外れたかを一度見る、で足ります。
3. 当局コメントの一次情報は財務省の会見メモ
SNSの「介入した/しない」はセンサーです。事実は財務省の大臣会見と、日本銀行の公表資料で確認します。今日の時点で、両当局が新たな介入実施を発表した事実は確認できていません。
25日稿との違い
昨日の記事は「円安が進んだ朝」の旅行・NISA点検でした。今日必要なのは、夜の財務相会談のあと円高に振れた一時値を、確定値だと思わないことです。月曜日の東京市場が開くまで、予約と積立の設定は触らず、数字のメモだけ残すのが先です。






