Honda発のスタートアップPathAhead(東京都港区)は、砂漠の砂を道路舗装向けの人工骨材「Rising Sand」に変える技術開発を進め、総額1.36億円を調達しました。砂漠の砂は微細で球状(約100μm程度)のため建設用途に使いにくい点が課題でした。

同社は独自の造粒技術(特許出願中)で砂を数十mm単位に均一造粒し、舗装材料として扱える骨材にします。天然骨材と比べて耐久性は約2.5倍を見込み、一般的な天然骨材道路の耐久年数約10年に対し20年以上の長寿命化を目指します。

背景には、世界的な建設需要の拡大で砂・砂利など天然骨材の不足が進む一方、砂漠の砂が未利用である現状があります。アフリカ地域では道路舗装率が約20%にとどまり、路面劣化が物流コスト増などの経済損失につながるとされています。

今後は2027年からケニア、タンザニア連合共和国、南アフリカ共和国で約3年間の実証を行い、施工性と耐久性を検証します。2028年にはケニアで自社工場の設立を予定し、従来比約60%のライフサイクルコストを目標に安定供給体制の構築を進めます。

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