東京都渋谷区のアブストラクトエンジンは、深層学習で剣先を検出して軌跡をリアルタイムにAR合成する「Yuki Ota Fencing Visualized」を、ロサンゼルスで4月25日17時に行われる国際大会「World Fencing League」の実戦に導入する。放送は200以上の国・地域が対象で、米国での実戦導入は初という。
同システムは、マーカーを付けずに剣先を捉えるマーカレス方式が特徴で、斬り合いの速度で見えにくい剣先の動きを線として即時表示する。開発は2012年に始まり、現在は深層学習を用いた新システムにアップデートされている。
学習データは2019年に新規収録し、カメラ8台で選手12人を撮影、20万枚以上の画像をアノテーションした。実戦での初導入は2019年の全日本フェンシング選手権で、2020年東京オリンピック会場でも活用実績がある。関連特許は2023年に登録済み。
主催側は、国際大会に挑む選手の高度な技術を新たな視点で体験できる観戦を狙う。米国での初公開を足がかりに、今後は国際大会での採用拡大や中継・配信での活用が進む可能性がある。
【イベント情報】
World Fencing League Debut:2026年4月25日 (土) – 17:00
会場:Shrine Expo Hall (90007, CA, Los Angeles, 700 West 32nd Street)
公式HP:https://worldfencingleague.org
プロジェクト詳細:https://rhizomatiks.com/work/fencing-tracking-and-visualization-system
